5、外反母趾が進行する理由と歴史的背景
愛知県岡崎市にあるボディケアジム、 スポーツ選手や働く人へ動きやすい体作りを提供させていただいています、
Medical ConditioN(メディカル コンディション)の代表トレーナー 、
コンディショニング兼ボディケア担当のMasaです。
外反母趾について。
多くの方が悩まされているかと思います。
一般的には扁平足で、親指が体に対して外に向いています。
指の変形だけだと捉えがちですが、
それだけではありません。
外反母趾はいろんな症状を引き起こします。
膝や股関節の下肢の症状や痛み・痺れが出る場合、
アスリートからシニアスポーツ選手やOLさんも含めて、
外反母趾側に出ることが多いです。
骨の配列上(アライメント)や筋膜の上である程度説明がつきます。
しかし、それだけでは説明つかないこともあります。
外反母趾になる大きな原因としては、
3、靴の選定とハイヒールの高さについてでも述べましたが、
足の前側に体重が乗せることができず、
足の指が使えていないことが多いです。
また、歴史的に見て、
靴を履く文化というのは戦後に出てきています。
日本人はヨーロッパの人々に比べ、靴を使っていない歴史の方が長いんですよ。
長い歴史から考えて、最近履くようになったのです。
ここ100年ぐらい前から使うようになったぐらいで、
靴がそれまではサンダルやワラジ、下駄を履く人がほとんどだったんです。
ヨーロッパの方では木型があり、それで靴を作ります。
この木型はここの足型に合った形になっていてオーダーメイドだったりします。
なので、それぞれの骨格にあった靴を履くことができます。
しかし、日本では既製のものしかなく、靴では足は靴に合わせることになってしまいます。
当時、日本人は下駄等の鼻緒があるものを履いていました。
鼻緒があるもので歩く場合は指先に力が入ります。
鼻緒のあるわらじを履いて飛脚は60kmをほぼ毎日走ったとされています。
中には、1日180kmも走った方もいるとか。。。
しかも、荒地を相当なスピードだったそうです。
現在のマラソンランナーとどっちが早かったんでしょうか。
最近、テレビでも足の握力に注目されていますよね。
足の握力は長いこと歩き続けるための判断基準だったりします。
下駄と靴。どっちが足の握力が強くなりそうですか??
容易に想像ができるかと思います。
本来なら、今回のブログは5、外反母趾が進行する理由と改善方法というタイトルを予告していましたが、
ブログに気持ちが乗りすぎて書きすぎてしまいました。
この足部シリーズ、
まだまだ続きそうです。
次回は環境因子と足の形状を維持するための試みについて書きます。 すいません。
〜スポーツによる足部シリーズ〜
5、外反母趾が進行する理由と改善方法
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