スキー、スノーボードの能力向上の鍵 vol6
こんにちは。
愛知県岡崎市にあるボディケアジム、 動きやすい体作りを提供させていただいています、
Medical Condition(メディカル コンディション)の代表トレーナー安藤雅人です。
前回の内容で、スノーボーダーの特徴的な身体について書きました。
その中で特に短趾屈筋が発達していることがわかったと思います。
今回はその短趾屈筋等の足の内在筋が、
実際にスノーボードの中でどのように使われているのだろうか。
スロープスタイルやビッグエアー、ハーフパイプ等のジャンプ種目では、
ジャンプして着地するときに次のようなメカニズムが働いているとされている。
スノーボードによるジャンプ着地はトップアスリートになると5m以上の落差が生じる。
そのためジャンプ着地時はハイインパクトにより足部は強い衝撃を受ける。
衝撃を受け止めようとしたときに、
カカトから雪面着地する場合と、
つま先から雪面を着地する場合がある。
今回はカカトから雪面着地した場合について。
カカト着地した場合(ヒールサイド)
カカトは硬さと丸みがあり、
つま先の方に転がるようにできている。(これがあるから歩くのがスムーズ:ヒールロッカー)
そのため、体重は前の方に移動する。
前方に移動した体重を受けるのは、
足のアーチをたわませて次はつま先の指たちが受ける。
このときに早めに短趾屈筋が働きスノーボードをおさえて、 続いて外在筋(アウターマッスルと言われることもあり、長拇趾屈筋、長趾屈筋、後脛骨筋、腓骨筋ら)と共に、
前方への転がりのストップをかける。
そして上体を安定させる。
ポイントは最初に短趾屈筋が働くということ。
外側の筋肉が硬かったり先に使われてしまうようなことがあれば、
このような着地は難しいと言える。
外側の筋肉が硬いと足首は硬いことが多い。
また、スノーボードは板の上に乗って滑るスポーツ。
雪の上では凹凸がありバランスをとったり、
カーブを切ったりする上で欠かせないのが足首の柔軟性。
足首のチェック方法 は簡単。
まず最初に足を肩幅に広げる。
つま先は正面に向ける。
肘を伸ばして長いスティック(スキーのストックでもいい)を持って、
しゃがむ。
これだけ。
↓
このときにカカトは浮かないこと。
後ろに倒れないこと。
これによって足首の柔軟性を計測します。
持っていたスティックが前方になってしまったり、
猫背中になってしまったりするのはまた別の問題が身体にあるので、
その時は相談を!!
次回は短趾屈筋のトレーニング方法について紹介させてもらいます!!
【スポーツ選手・一般の方々と目標と感動を共有し、動きやすい体作りと健康をサポートします。生涯現役生活と一生スポーツを目指しコンディショニングを行っています。不妊症や不育症の方にも結果を出しています。愛知県岡崎市Medical Condition(メディカルコンディション)】