2、身体の不調を示す足底の硬さのチェックポイント
愛知県岡崎市にあるボディケアジム、 スポーツ選手や働く人へ動きやすい体作りを提供させていただいています、
Medical ConditioN(メディカル コンディション)の代表トレーナー 、
コンディショニング兼ボディケア担当のMasaです。
前回は、
武井壮さんがの言っていた「この選手はふくらはぎが使えている。」から、
ふくらはぎのチェックポイント。
スポーツパフォーマンスが低下する理由を書きました。
今回はもう一つチェックすべきポイントを紹介します。
それは、ここ!!
足の裏。
今回のポイントは、足底の硬さです。
【チェック方法】
指や拳で足底全体を押してみて、
ふくらはぎ同様、
これまた足の裏のコリや痛みがないこと。
簡単で単純な方法です。 スキー、スノーボードの能力向上の鍵 vol5(足底の重要性)
【症例ケース】
すでにこの部分はMCを利用してくださっている多くの方にケア方法を処方していますが、
かなり効果があります。
利用してくださっている方はあの事だなってわかりますよね。
先日、整形外科や接骨院回ってMCに辿りついたスポーツをやられているクライエントさんがいます。
首のヘルニアがあり、肩外転180度(バンザイ状態)まで動くところを、
真横の90度までしか手が上がらないのです。
話を聞いている限り、病院や接骨院で肩は相当リハビリをやり込んでいました。
その中で徐々に体が動かなくなってきたと言います。
全身をくまなくチェックしたところ、
足の裏の特定の部分に硬い大きなしこりがありました。
例のごとく足底のシコリを潰してきてくださいと処方したところ、
一週間後に肩が180度まで挙げれることができました。
物理的には足底の硬さがあると、
衝撃が吸収できなく関節に負担がかかったり、
周囲の筋肉に衝撃が加わったりします。
解剖学的には、
足底の筋肉はアキレス腱を介して、
ふくらはぎの腓腹筋に連結しています。
腓腹筋はさらに上の筋肉に連なっています。
どこまでつながっているかというと、
脊柱起立筋等まで連結していて、
肩甲骨の横を通って頭の方までつながっています。
先ほどの肩の例で言えば、
少し納得がいくかと思います。(筋膜的にも運動連鎖的にも)
ふくらはぎと足底を硬くしてしまうと、
下図の赤い矢印のように足首を前に押し出す力が働きます。
となると足首の可動域を減らすことになります。
これもふくらはぎの硬さがあるパターンと同様、
硬さあると重心は後ろにあります。
体重が前に乗ることはありません。
となると前へ向かうための推進力が劣ります。
そのため、余分な動作や動作遂行時間が長くなって反応が遅れたり、
ジャンプ着地したときに衝撃が吸収できなかったりします。
また、足底が硬いとふくらはぎが硬い。
ふくらはぎが硬いと同じ側の腰も硬くなっていることが多いです。
程度によると思いますが、
人力で押したぐらいで足の裏には硬さやコリ痛みがあってはダメだと思います。
とにかくほぐしてみてください。
足底が変わったころには、様々な症状が変わっているはずです。
少しでも競技能力向上と怪我の予防のヒントとなれば嬉しいです。
一生スポーツ・生涯現役生活をともに目指していきましょう!!
〜スポーツによる足部シリーズ〜
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